眼底疾患の内科的治療

 高血圧がある場合心臓疾患や脳梗塞などの危険性は知られていますが、血管組織である網膜にも障害が起こることはあまり
知られていません。内科と眼科が併設している当院では両科にかかっていらっしゃる患者さんも多く、眼底画像などから眼と内科的疾病との関係の研究をすすめております。院長の土屋は第26回血圧管理研究会において最優秀賞である「日野原重明賞」の受賞をはじめ、第5回臨床高血圧フォーラムのシンポジウムにおいて会長指定演題の講演も行うなど、積極的な講演・発表活動を行っており、他院眼科からのご相談も増加しております。
 体の中で唯一直接観察できる網膜の血管を見ることにより、眼底疾患はもとより仮面高血圧 ※ を含む高血圧・糖尿病・動脈
硬化などの内科的疾病(生活習慣病)を発見し、厳格な血圧管理等の内科的治療をすることで、眼疾患の発症を防いだり諸症状を改善する治療を積極的に行っております。

 眼が見えにくいなどの症状があるけれども、眼科での外科的治療をするまでには至っておらず様子をみている方、内科で診て
もらってと言われたことがある方、生活習慣病での眼疾患や失明を防ぐため、まずはご相談下さい。

※ 仮面高血圧・・・白衣高血圧は知られていますが、逆に診察時測定血圧は正常であるにもかかわらず、早朝・ストレス時などに高血圧となるなど、血圧の変動性があること。毎年の健康診断では高血圧と言われたことがない方でも、家庭血圧測定により
診断がつきます。仮面高血圧の方は、診察室高血圧の方と同様に脳卒中や心血管疾患の発症頻度が高いことが分かっています。